「人はもっと芝居を観るべきだ」
劇団四季『エクウス』と早稲田小劇場(現SCOT)『トロイアの女たち』を観た高校生の私はそう思った。
観劇後は、いくつもの「何故?」がある。この何故は、その芝居を観なければ、考えなかったであろう「何故」である。
いくつもの「何故」にめぐり合わなければ、人はなかなか思考しない。
「人はもっと芝居を観るべきだ」と考えた私が選んだのは「制作」という仕事だった。
これまでに、600本ほどの公演に携わり、30年以上もこの仕事を続けられたことは、財産であると思っている。
当たり前だが自分の力だけでは成しえなかったことなので、少しでもその技術、考え方等を残していきたいと考えている。
今年、「物語が世界を変える」連動支援企画を起ち上げたのをキッカケにこのようなHPサイトも作り、「制作の記録」として制作者としての色々を綴っていこうと思っています。