【LiveUpCapsules『スパイに口紅』関係者の皆様へ J-Stage Navi制作通信 2017.1.5】
「日本に陸軍中野学校という諜報員(スパイ)を要請する学校が実
むらたんこと村田裕子さんから、次回作の構想を聞いたのが、20
(宮原)将護さんに悪い男をやってもらいます。
煙草スバスバ、煙もくもくの男臭い芝居にしたいんです。
むらたんの本の題材は舞台監督の吉田さんとの出会いが大きい。吉
第二次世界大戦前、日本は何に向かって突き進んでいこうとしたの
欧米諸国への憧れなのか、他国侵略こそが先進国の仲間入りとなる
陸軍中野学校でおこなわれていた実地訓練の話しは、とても興味深
訓練内容やその方法は、たった70年ばかり前のことなのに、え?
ミステリアス、ドラマティック、エキサイティング、これほど心踊
むらたんが資料を読み漁り、様々なエピソードを話してくれる。こ
この段階で私が気をつけるのは、何かに寄りすぎていないかを見極
そして、話してくれた数々のエピソードから、特に面白い(興味深
作家というのはとても孤独な作業だと思う。最近、小説家(文筆業
チラシのキャッチコピーだが、これはこの日に生まれたもの。この
むらたんが当初書きたいと思ったことが、数か月後も変わらずにい
「書きたい」という欲求、それを具体化する時にズレがないのだか
LiveUpCapsules 『スパイに口紅』
大日本帝国時代。
国に秘密裏に鍛え上げられた諜報員たちがいた。
メールも携帯も、ファックスさえも無い時代、彼らの諜報活動は
そして命を賭した先に或るは、他国への侵略か、祖国の滅亡か。
生き残るのは、誰だ。
僅かに残された記録から着想を得た、壮大なるスパイ・フィクシ